わたしのお気に入り映画

【ドライブ・マイ・カー】(2021)
1年前に映画館で観たドライブマイカーは、
少し苦手に感じた程
当時の私にはしっくりこなかったのですが
最近改めてAmazon primeで観て
とても良い映画だと気付かされ、
原作となった村上春樹の小説『女のいない男たち』も読んでとても良かったので、
私のお気に入り映画として紹介したいと思います◎

『舞台俳優で演出家の男は、妻と穏やかに暮らしていた。そんなある日、思いつめた様子の妻がくも膜下出血で倒れ、帰らぬ人となる。2年後、演劇祭に参加するため広島に向かっていた彼は、寡黙な専属ドライバーの女と出会い、これまで目を向けることのなかったことに気づかされていく。』
大きな感情の波を感じることのない静かな作品ですが、
聴き取れる繊細な言葉を取りこぼさないように観てみると物凄い感動がありました。
“他人の心に寄り添い、理解しようとすること”
“自分の本質と向き合い、理解すること”
“真実を知るということ”
“真実を知らないでいるということ”
空虚さや喪失を自分が感じた時に
どのように埋めて、やり過ごすのかに
労力を注ぎ込んでいましたが
そういう時ほど自分とまっすぐ向き合い、
感情と現実と折り合いをつけるという過程を
大切にしようと思える作品でした。

ふみの

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